数珠の意味と選び方

葬儀などで使用する数珠、どのような意味があるのか

数珠は葬儀、法要の際などに利用するものですが、どのような物なのかというと、一人一人の身代わりになる仏具、また持っていることだけでも功徳を得られるというものです。
またお数珠は仏様の前でお経をあげる際、回数を数えるために利用する修行のための道具としても古くから利用されてきました。

数珠は輪になっています。
この輪に手を通すことにより、黄泉の国と呼ばれる仏の世界と、現世、自分自身をつなぐことになり、神、仏によって生かされる命を大切にし、正しく生きる事を求めるためにあるともいわれます。
一人一人の身代わりになるもの、また自身と仏の世界を結ぶものというお数珠は、人から借りるなどするものではなく、一人一人が専用で利用するものです。

お数珠の基礎知識

人は百八の煩悩を持っている、これはよく聞く話ですが、お数珠は一つ一つが百八の煩悩をつかさどる仏様とされます。
人のあらゆる煩悩をお数珠が引き受け、古来よりお守り、持っている方を守るものとして利用されてきました。

誕生については諸説あります
一つの説ではインドでお釈迦様の助言があり作られたという説があります。
人生に悩むインドの王様が煩悩を消すためにはどうすればいいのかとお釈迦様に尋ねたところ、108個の「ムクロジ」の実をつなぎ輪を作り、仏法僧を唱え実を一つずつ操れば煩悩が消えていくだろうと説かれたといいます。

この後、仏教は布教の間に様々な宗派が生まれていき、日本には中国から伝わったとされています。
正当な念珠は108個の珠でできています。
現代私たちが利用するお数珠はこれほどの個数が使われていませんが、略式のお数珠として広く普及しています。

お数珠の選び方

お数珠は本式念珠と略式念珠があり、男性用・女性用に分かれています。
通常、私たちが利用するのは略式のお数珠です。
宗派によって違いがあるため、菩提寺で確認される方がいいかと思いますが、菩提寺をお持ちにならない方も多いので略式のお数珠を購入されるといいでしょう。

費用ですが、一般的に大人用は2000円位から30,000円位とかなり幅広い金額となっています。
どの位の金額がいいのかという事もなく、ご自分が手に取られてみて石の色、手に持った感触などから決めていいでしょう。
素材としては5,000円位のものであれば十分の品で、見た目にもよいものが多いので、この位の金額で購入されれば十分です。

金額よりも、お数珠を持つことの意味をよく理解し、葬儀屋法要の際には、しっかりとお祈りできるように、お数珠を大切に持っておくという事が重要です。
長く利用するお守りともなるものであり、大切な人との永遠の別れにも利用するものです。
先祖を尊ぶ気持ちをもってお選びになるといいでしょう。