女性の服装

女性の正式喪服

では次に、女性の場合の喪服について紹介します。
女性の場合は慶事においてもそうですが、男性に比べると服装の自由度が高く、それが却ってどのような服装をするべきなのかを迷わせることになってしまいます。

まずは開催者側の、正式喪服の場合について見てみましょう。
女性の場合も、洋装と和装の選択肢があるため、それぞれについて紹介します。

まずは洋装の正式喪服を利用する場合です。
この場合には、ブラックのアフタヌーンドレスを利用するのが基本となります。

トーク型やキッップ型の帽子を装着し、ベールを掛けて顔が見えにくいようにする場合もあります。

基本的にこれらの帽子というのは正式の場合にのみ装着するもので、略式で装着するのはマナー違反となるため注意しなければなりません。

また、オシャレのために装着しているように見えないようにすることも重要なポイントです。
ベールを使うのは基本的にはキリスト教式の場合のマナーとなっており、カトリックの信者でない場合には使うことはあまりありません。

ドレスは光沢のない黒無地のものを利用することになりますが、デザイン面は地味なものを選ぶようにしましょう。
基本としては肌を見えないようにするものとなっているため、長袖のものを利用します。
スカートも膝よりも長い長さになるように注意しましょう。

この他にも、ストッキングや靴下なども布やスエードのような人工のものを利用するようにします。
アクセサリーについては真珠のものだけを利用するのが基本です。
ただし、結婚指輪については装着していても構いません。

和装の場合は男性と同じく、黒羽二重の染め抜き紋付きを着用するのが基本です。
帯は丸帯とし、縫い目を下に向けるのが弔事でのマナーとなっています。
その他の襦袢や足袋などは白で統一するようにしましょう。

また、女性の場合には喪服とあわせて注意しなければならないのが化粧です。
化粧は方化粧というものを利用するのがマナーとなっており、紅を引かないようにします。

赤が入っている化粧はマナー違反となるため、十分注意するようにしましょう。
勿論香水なども避けるようにするのが無難です。

女性の略式喪服

それでは、参列者側が装着する略式喪服についても紹介します。
女性の場合は、黒か地味ないろのワンピーススーツやフォーマルスーツを利用するのが一般的なスタイルとなっています。

こちらの場合も露出は極力抑えるようにして、スカートは膝よりも長くなるように注意しましょう。
ストッキングも黒のものを利用します。

これらの備えがない場合には濃紺かダークグレーのスーツを利用するというのは男性の場合と同様です。

明らかに露出が多いものや、透けている素材のようなものは避けるようにすると、基本的にはマナー違反を避ける事が出来るでしょう。

メイクは極力控えめに薄くするのが基本です。
リップにグロスを引くのは避け、塗ったとしてもリップクリーム程度のものをごく薄く利用するようにしましょう。

ネイルも必ずリムーブしてから行くようにします、手元はどうしても目立ってしまうため、必ず落とすようにしましょう。

アクセサリーのマナーも正式の場合と同じで、結婚指輪とパールのもの以外は装着しません。
ただし、ネックレスは二重のものは利用しないようにします。

さらに、結婚指輪も宝石が付いているものの場合には外から見えないように、ひっくり返して装着するようにしましょう。
その他の部分について、毛皮や皮革のものを利用しないのは男性の場合とも同様です。

もう一つ、合わせて子供の場合の喪服についても紹介します。
子供の場合、学生服があるのであれば学生服を利用するのが基本です。

ただし、ネクタイやリボンタイについては学校によっては明るい色のものである場合も多いため、それだけは別途黒のものを用意しておくようにします。

もし学生服が全体として華美な色をしている場合には利用を避け、個別に地味な色のものを用意しておきます。

葬儀において最も避けられるのは「赤」の色であるため、赤が入っている服装だけは避けるようにしましょう。
子供の服装は翻って親のマナーがないものとして見られるため、十分注意をし、失礼が無いようにする必要があります。